エステサロン開業の手順と失敗しないための3つのポイント

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エステサロンが一般的に普及してから数十年。
現在では、大小合わせて全国に約2万店以上もあるといわれています。
その殆どが、個人事業主であると言われていますが、それもお一人で営んでいる方の方が多いので社内でしょうか。

今回はそんなエステサロンの開業で失敗しないためのポイントをご紹介します。

エステサロン開業の実態

エステサロンは飲食店や美容室と並んで流れが早く、回転率の高い業界です。
毎年、すごい数のエステサロンが開業し、殆ど同じ数のエステサロンが廃業します。
Twitterで見てみましょう。


Twitterで「エステ 開業」と検索するだけで、かなりのサロンが新規開業していることがわかります。

エステサロン開業のその後

実に、開業したエステサロンの60%が1年以内に閉店しているというデーターがあります。
ですから、開業にはそれなりの覚悟が必要です。

技術力があれば開業できると思われがちですが、個人で開業する場合でも会社と同じ「経営」ですから、当然経営力が必要になります。

エステサロン開業に必要な資格はある?

エステティシャンは国家資格ではないので、資格がなくても名乗ることができます。
極端に言えば、何の資格もなく、何の経験がなくても開業はできます。

しかし、開業する上では、お客様に安心して来店していただくための材料として、何らかの資格はあったほうが良いでしょう。

日本における民間資格の中で最も有名なのは、日本エステティック協会の認定資格です。
アロマテラピーを主に行うのであれば、日本アロマ環境協会の認定資格であるアロマセラピストなどがあります。

エステサロン開業に必要な資金はどのくらい?

これはどこで開業するかによっても大きくことなります。

自宅の一部をサロンとする自宅開業と、どこかに店舗を借りて開業する店舗開業に分けて詳しく見ていきましょう。
・自宅開業の場合
当然家賃はかからないので、初期投資は安く済みます。
どこまでこだわるかによって大きく差がありますが、施術部屋の内装代、タオルや化粧品などの消耗品、ベッドなどのエステ機器などで30万は必要でしょう。

開業しただけでお客さんが来るわけではないので、別途広告宣伝費などもかかります。
開業資金の他にも2~3ヶ月程度の開業後に必要な運転資金を考慮する必要があるでしょう。

・店舗開業の場合

店舗を借りる場合、どんな立地にどんな間取りの物件を借りるかによって大きく異なります。

店舗として利用する場合、住宅用と比較すると家賃も高めなので、どの土地の相場の1.5倍くらいはかかると考えておいたほうが良いでしょう。
稀に、住宅用のワンルームマンションでも商用利用可能な物件もあるので、そういったところは狙い目です。

例えば都内一等地でワンルームを借りた場合、家賃12万としても、敷金・礼金・数か月分先の家賃なども含めて、契約時には50万ほど支払う必要があります。

内装代、消耗品やエステ機器などの備品も含めると、100万円ほどは必要になるでしょう。

資金が足りない場合は、融資を受けることもできます。
最近は女性の開業支援や、若者の開業支援のための政策が増えているので、返済比率が低く借り入れしやすいものがたくさんあります。

特に国民政策金融公庫などは、少額の融資を受けやすいので一度相談に行ってみるとよいでしょう。

エステサロン開業の手順

引用:photo AC

引用:photo AC

  1. 場所を決める
  2. 自宅で開業するのか、店舗を借りるのかを含め、どこで開業するかをまず決めましょう。
    基本的にはお客様がアクセスしやすい場所を選ぶのが理想です。
    駅から遠い場合は、近くにコインパーキングなどの駐車スペースがあるかどうかも調べておきましょう。
    エステサロンの場合は、ワンルームマンションなど狭いスペースでも開業することができますが、物件によっては商業利用ができないマンションもあるので、注意が必要です。

  3. コンセプトを決める
  4. どのような特徴のお店にするのか、お店のウリ(他店に負けないもの)は何なのかを決めます。
    自分が自信を持っていることでもよいですし、自分で何かを考えだすのも良いでしょう。

    自分にしかない特別なことがなくても、意外とお客様には知られていないこともあります。
    当たり前のことや、どこのエステサロンでもやっていることでも、お客様は知らないということもあるのです。
    きちんと伝えることで、それが差別化になることもあります。

    重要なのは、「差別化」です。
    たくさんのエステサロンがある中で、「ここに行きたい!」と思われるような特徴がなければお客様は来てくれません。
    少なくとも、周辺のエステサロンと比較して、わかりやすい違いがあることが大切です。

  5. 内装や商材を決める
  6. お店のコンセプトが決まったら、それに合わせた内装やコースの設定、使用する商材などを決めます。
    お化粧品類や消耗品類も、お店のコンセプトや客層、価格帯を決めてから、それに見合うものを選びましょう。

    インターネット上で登録をすれば卸売り価格で購入できるサイトもあるので、個人サロンの場合でも簡単に仕入れることができます。

  7. 集客方法を決める
  8. 最後にどのような方法でお客様を集めるのかを決めます。

    最も信頼度が高く、コストがかからないのは「口コミ」です。
    口コミだけで集客ができるようになるのが理想ですが、まずは何かしらの方法で告知をする必要があります。

    予算をかけて広告をうつのであれば、どんな媒体を使うのかを決めます。
    インターネットでのブログやSNSなど、予算を使わずにできる集客方法もあるので、上手に組み合わせて活用しましょう。

繁盛するお店にするための3つのポイント

引用:photo AC

引用:photo AC

  1. 初期投資、固定費を抑える
  2. 固定費を抑えることは、利益(粗利)を増やす上でとても重要です。
    内装費はかけようと思うといくらでもかけられるので、こだわるポイントを押さえつつ、できるだけ低予算で済ませるようにしましょう。

    また、家賃は経営をしていく上でウエイトの高い固定費なので、支払いに無理のない場所を選ぶことも大切です。

    最近は、必要なときだけ借りることができるレンタルサロンも増えているので、まずはそういうったスペースを活用して開業し、集客ができるようになってから店舗を持つという選択肢もあります。

  3. 経営力を身に付ける
  4. 技術力があっても、経営力がなければエステサロンは運営できません。

    エステサロンを運営していくためには、正しい方法でお客さんを集めて、それをいかにリピートでつなげるかということが重要です。

    いくら広告で新しいお客さんを集めても、リピートに繋がらなければ広告費がかさむ一方で、売り上げは伸びていきません。

    そのためには、やはり「わかりやすいコンセプト」や「他と違う特徴」をしっかりと明確にすることが大切です。

  5. 安易に安売りしない
  6. 引用:photo AC

    引用:photo AC

    安さを餌にしてしまうと、安さだけを目的として来店する人ばかりになってしまうので、質の良いお客さんは来てくれません。

    また、無理して安い価格にすると利益率が低くなるので、たくさん回転させないとエステサロンの運営が成り立たたなくなります。
    このような状態になると、働く側もどんどん苦しくなってしまいます。

    一度設定した価格はなかなか値上げしにくいので、集客のために安易に安売りをしないほうが賢明です。

    安くすることを考えるよりも、価値を高めてきちんとした適正な料金をいただくことを考えましょう。


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