エステサロンで働くエステティシャンさんは、将来的な独立(開業)を目標にされている方が多いのではないでしょうか。
一緒に働いてたサロンの二人独立してる〜😳😳
話聞きたい仕事しながら自宅サロンしたい!!夢!!— ざきやま (@zaki_pon) 2016年10月30日
マッサージはすきだから、香りもすきだし一緒にできたら嬉しい〜。目標は独立、自宅サロン。頑張ろう。
— m a r i r i n (@ymmr1216) 2017年3月8日
しかし、エステティック業界に限らず独立(開業)にはリスクが付きものです。
一見華やかに見える業界ですが、実際は競争率の激しい業界で、開業率と同じく廃業率も高い業界です。
上のグラフは個人事業主ベースで、経過年数時点の前年と比較した生存率を示したグラフです。
注目すべきは1年経過後の生存率です。
平均でも62%しかありません。
そこで、初期費用も殆ど必要なく、廃業時のリスクが極めて少ない自宅サロン(エステサロン)やレンタルサロンを活用しての独立(開業)が注目を集めており、独立の形としては多くなってきています。
町中で看板を出さなくてもインターネットを通じて集客も出来る時代となり、自宅サロン(エステサロン)という選択肢のハードルはかなり低くなってきました。
目次
自宅サロン(エステサロン)とは?
自宅サロン(エステサロン)言葉通り、自宅の一室にて施術を行うエステサロンのことを言います。
インターネットでエステサロンを検索すると、たくさん紹介ページが出てきますが、住所を見ると建物名や部屋番号まで書かれており、自宅サロン(エステサロン)の割合の多さに気づきます。
それも、完全に住居用のマンションであるケースが多くあるのですが、そもそもそういったマンションでの営業は法的に問題ないのでしょうか?
自宅サロン(エステサロン)は法的に問題ないのか
インターネットで検索したところ、弁護士ドットコムさんにドンピシャの質問&回答がありましたので共有させていただきます。
【質問者様】
今度友人がマンションを購入して、エステサロンを開こうとしていますが、それは営利目的になるので住居専用のマンションではいけないのではないでしょうか?
看板は出さないで、HPのみでやるそうです。もし見つかった場合どのようなことになりますか?
【回答】
マンション管理組合の管理規約によります。実際にマンションで営業活動をしている人もおりますので(法律事務所を開設している人もいます)、管理規約次第です。
看板等の宣伝行為についても規約を確認されてください。
規約に反しなければ、法律的には禁止はされておりません。
他にも調べてみましたが、法的には問題ないという回答が多く見受けられました。
マンションオーナー側との管理契約の中で禁止されていなければ、基本的には認められているのです。
もし、今のご自宅(賃貸)での独立(開業)を考えていらっしゃる方がいれば、オーナーさんに相談してみるのが一番でしょう。
エステサロンの開業スタイル
今回は自宅サロンに関して、お伝えしてきましたが、そもそもエステサロンにおいての独立(開業)には、他にどの様な選択肢があるのでしょうか。
- フランチャイズに加盟する形での独立(開業)
- 自宅サロンでの独立(開業)
- テナントでの独立(開業)
- レンタルサロンを利用してフリーランスエステティシャンとしての独立(開業)
ざっくりとではありますが、大きくは上記の4つに分けられます。
それぞれに特徴があるため、比較しながら自宅サロン(エステサロン)の開業に関してメリットとデメリットを洗い出します。
自宅サロン(エステサロン)での独立(開業)のメリット
- 回りに気を使うことがない
- 出勤が不要
- 廃業時のリスクが少ない
- 物件の初期費用はゼロ
- 自宅の賃貸料金を経費で落とせる
自宅サロン(エステサロン)の最大のメリットは、やはり初期の費用が殆ど必要無い点でしょう。
レンタルスペースを借りるという手もありますが、地方や住宅街だと、レンタルサロン自体そこまで多くありません。
他にも、プライベート空間をお客様と共有するわけですから、よりプライベート感を演出することが可能です。
自宅サロン(エステサロン)のデメリット
- 相談相手がいない
- 新規集客が難しい
- トラブルがあった際に1人だと危ない
- マンションなどの場合、回りに配慮する必要がある
お金回りのリスクは限りなく低くなりますが、トラブルがあった際などに1人の場合、かなり危険な状況となります。
防犯には充分に注意する必要がありますので、安全面のリスクは少し高くなります。
昔からのお客様やご友人がメインとなるケースも多いかと思いますが、新規でのお客様も集客している方は自宅サロンよりもレンタルサロンを活用されたほうが良いかもしれません。
自宅サロンでも失敗しないために
自宅サロンで信頼のあるお客様やご友人の施術だといっても、お金をいただく以上は商売です。
自分ひとりであっても最大限の経営努力を行うことが重要でしょう。
その上で、継続や拡大が目的なのであれば、重要なのが集客です。
自宅サロンの場合は冒頭に触れた通り、町中に大きな看板を置くわけではないので、インターネットやポスティング、チラシがプッシュ型の集客方法となります。
しかし、自身1人の場合はどうしてもそれらの広告費は費用対効果が悪いものになってしまう傾向にあります。
同じ広告費を支払っても、1人で施術出来る人数は限られるわけですから、同じ広告費を払うにしても規模が大きいサロンの方が有利なわけです。
しかし、自宅サロンでの開業を検討されている方の多くは、既にご自身に付いていただいているお客様はいらっしゃるのではないでしょうか?
その場合は、いかに来ていただいているお客様の失客を抑えるかが重要になります。
しかし、誰でも失客率を0%で保つことは殆ど不可能です。
それは、施術の質うんぬんだけではなく、例えばお客様が引っ越しをしたりといった理由で来れなくなってしまう場合もあるからです。
だからこそ、難しいですが新規集客は続けなければなりません。
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