2017/01/12 こんなニュースが飛び込んできました。
都内エステサロンに是正勧告 労働基準法に違反する長時間労働
長時間労働で、是正勧告を出した。
エステサロンなどの従業員で作る労働組合「エステ・ユニオン」が、厚生労働省で会見し、東京都内の「ジェイエステティック」2店で、労働基準法に違反する長時間労働があったとして、労働基準監督署が、是正勧告を出していたことを明らかにした。
ジェイエステティック従業員は「休みの日も休日出勤をしていて、自分が働いている記録を残さないように、ゼネラルマネージャーから言われているので、労働時間として計算されていなかった」と話した。
2店では、必要な労使協定を結ばないまま、残業させていたほか、未払いの残業代もあったという。
引用:http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00346748.html
過去にも、たかの友梨ビューティクリニックの事件などありました。
https://www.bengo4.com/c_5/n_2227/
後を絶たない、エステサロン業界の労働基準法を無視した事件。なぜ、この様な労働問題が起こってしまうのでしょうか。
目次
そもそも労働基準法とは?

引用:http://and-plus.net/superior-4/
労働基準法(ろうどうきじゅんほう、昭和22年4月7日法律第49号)は、労働基準(労働条件に関する最低基準)を定める日本の法律である。
引用:Wikipedia
とあります。
例えば、法定労働時間をご存知でしょうか?
法定労働時間とは? 労働基準法32条には次のように定められています。 使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間(特例措置対象事業場においては44時間※注)を超えて、労働させてはならない。 使用者は、1週間の各日については、労働者に、休憩時間を除き1日について8時間を超えて、労働させてはならない。
労働時間(残業時間)の定義を知っておこう – 残業代バンクhttps://zangyou.org/roudouteigi
今回の事件の問題点も労働基準法の違反
EST編集部では、これまでも多くのエステティシャン・セラピストの皆さんのお声を聞いてきましたが、今回問題となっている長時間労働。更にはそれを記録させない工作というのは、正直なところ良く聞く話です。
皆さんもそうではないでしょうか?
結果的に残業を残業と認められず、未払い扱いとなっていたものが問題となったわけです。
悪質なのはジェネラルマネージャーの指示とも取れる行為があった点にあります。
明らかな労働基準法の違反です。
労働基準法の違反は止められるのか
エステサロン業界はサービス業です。場合によっては施術者(エステティシャン・セラピスト)は資格を有している場合もあります。
誰にでもできる仕事ではありませんし、一流と呼ばれるためにはある程度の時間が必要です。
準備期間が必要なわけです。
サービス業はそこが難しいところです。有名イタリアンで修行をする見習いシェフに残業代は出ているでしょうか?
そういった意味では、ある意味労働基準法が機能しない理由もわかりますし、外からわ見えにくい現状があります。
多くの場合が個人店で、例えチェーン店であっても実際に仕事をしているスタッフからすれば、その店舗内が狭い世界での仕事が全てであり、狭く閉鎖的な空間になってしまうケースが多いのではないでしょうか。
1人で抱え込まず周りに相談できる環境を作る事が重要です。ご自身が所属・経営しているエステサロンが労働基準法に抵触していないか、一度じっくり考えてみて下さい。
日本にはエステティシャン・セラピストのための労働組合がいくつか存在しています。
労働組合「エステ・ユニオン」とは
ここは、エステサロン業界で仕事するエステティシャンやセラピストが集まって、お互いに協力して業界の改善を図っている団体です。
今回飛び込んできた都内エステサロンに是正勧告 労働基準法に違反する長時間労働と題されたこちらの事件も、交渉しているのは「エステ・ユニオン」だということです。
相談窓口が設けられていて、今現在も労働基準法違反などと1人戦っている方はご相談されてみてはいかがでしょうか。
詳細はこちら
労働組合「エステ・ユニオン」の実績
ホームページを見ると、下記の大手サロンと交渉歴があることがわかります。
- エステティックTBC
- ミス・パリ
- ミュゼプラチナム
- ジェイエステティック
- たかの友梨
また、こちらのブログではこれまでの交渉内容の詳細が細かく記録されているので、目を通してみると面白いと思います。
http://esthe-union.sblo.jp/
なぜ大手エステサロン企業まで労働基準法を犯すのか
やはり、これまでの業界全体がそうさせたのだと思います。
長時間労働&安い賃金というのが当たり前で、稼ぎたかったら独立しろというのがこれまでの流れだったのではないでしょうか。
しかし、世の中は変わりつつあります。
違法は違法ですので、労働基準法は厳守せねばなりません。
独立すれば稼げるというのも、競争相手が多くなった今確実ではなくなってきているのです。
自宅サロンやレンタルサロンで自由に働く
ESTでは、エステティシャン・セラピストの皆様に自由な働き方を提案しています。
詳しくはLINE@よりお問い合わせください。

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